ブログを始めるためのサーバを検討してみた

WordPress
はじめに

この度、初めてWordPress でブログを開設するにあたり、ブログを運用するためのサーバを検討しました。
その際の検討内容を、備忘録を兼ねてこちらにまとめます。

結論からいうと、このブログは ConoHa Wing を利用しています。

最初に、ブログを運用するサーバを検討します。
選択肢としては「レンタルサーバ」「VPS(Virtual Private Server, 仮想サーバ)が挙がりました。

現在、「無料利用期間」を設けているレンタルサーバ、VPSサービスが多いので、まずはそれらを利用して色々と触ってみましょう。

レンタルサーバ と VPS を比較

まずは、一般論としてレンタルサーバとVPS の特徴をざっくり比較してみます。メリットになる要素を緑字とします。

  レンタルサーバ VPS
特徴 1つのサーバを
複数ユーザで共有する
仮想化によって1つのサーバを
複数サーバとして構築して割り振る
料金 安い 普通
他ユーザの影響 普通 高い
自由度 低い 高い
専門知識 ほぼ不要 多少必要

レンタルサーバはコストが安く、専門知識もあまり必要とされないことから、初心者の方がまず始めてみるのに適していると言えます。
ただし、レンタルサーバは仕組み上「1つのサーバを複数ユーザに領域を割り振って使ってもらう」サービスとなるため、他ユーザが負荷をかける様な使い方をした場合に影響を受けてしまう可能性があります。
また、専門知識を必要としないことの裏返しで、「一定範囲を超えた使い方はできない」というデメリットもあります。

一方のVPSはこれらの逆で、「仮想化されたサーバを自分の自由に使える」ことが特徴です。自由度が高い反面、その自由度を実現するための専門知識も必要とされます。
料金もレンタルサーバよりは高くなります。

ただし、最近のレンタルサーバはスペックが十分優秀なので、他ユーザの影響を受ける懸念はほぼ無視できるかもしれません。

 ConoHa VPS と Wing を比較

次に、具体的に ConoHa VPS ConoHa Wing を例に比較します。ConoHa を例にあげた理由としては、「初期費用無料、時間単位課金」と立ち上げのコストを最小限にできるためです。将来的な長期運用の際は引越をすること前提としています。

ConoHa VPS の特徴

  • KUSANAGI manager を使うことができる。
  • 初期ドメインは割り振られない。独自ドメインの準備が必須。
  • VPSなので、 運用上の自由度が高い。
    レンタルサーバならすぐできることでも手間がかかる。

KUSANAGI については、 以下の様に述べられています。早い話が、世界最速のWordPress環境を使えるということです。

WordPressの実行時間3ミリ秒台、秒間1000リクエストをさばける世界最速級のWordPress実行環境です。ページキャッシュ非使用でこのスピードを実現しております。
KUSANAGIはWordPress内での細かい調整は一切不要で、インストールするだけですぐに世界最速級のWordPress環境を手に入れられます。

世界最速!に惹かれて触ってみました。

ConoHa VPS 導入してみる

導入自体は非常に簡単で、サーバ追加の際に「かんたんKUSANAGI」テンプレートを選択するだけです。

これを選ぶだけ!

・・・とここまではスムーズだったんですが、初期ドメインが用意されていないため独自ドメインが必須だったり、サブドメイン・サブディレクトリを設定する際に手間取ったりと結構面倒でした。
特に、「サブドメイン、サブディレクトリ設定のためにnginxを触る必要がある。」とのことで、これが慣れるまで大変でした。

VPSは自由度が高い反面、サブドメイン、サブディレクトリ構造の構築に苦戦してしまいました。

ConoHa Wing の特徴

  • 初期ドメインが割り振られるので、独自ドメインの準備がなくても試せる。
  • 個人がWordPress を運用する上で必要な機能は、VPS よりむしろ簡略化されている。
    • サブドメイン、サブディレクトリの設定がコントロールパネル上で完結する!
  • 個人規模のブログを運用するならば十分なスペックを持っている。

example.com, example2.com, sub.example.com, example.com/dir の様な各種ドメインごとにWordPress の導入がコントロールパネル上で完結するのは、本当に快適でした!

一番下のドメインが初期ドメイン。

無料SSL対応もコントロールパネル上で完結!

 

今回はあくまでブログ開設が目的だったので、最低限の作業ですぐに開設ができるWing の方を選択しました。

ConoHa Wing と エックスサーバを比較

ちなみに、レンタルサーバの有名どころとして「エックスサーバ」というサービスがあります。様々な大御所ブロガーの方々もエックスサーバを愛用しているとのことなので、この機会に比較してみます。

前提条件としてスペック自体は、個人ブログを運営する上ではどちらも非常に優秀なスペックを誇っており、その点について差はないです。
(Wingはベーシック、エックスサーバはX10プランが該当)

上記を踏まえた上で、以下のメリットに着目しました。メリットになる要素を緑字とします。

  Wing エックスサーバ
初期費用 0円 3,000円
月額 最大1200円

最大1000円
3年契約だと900円

無料期間 14日間 10日間
課金形態 時間単価 月単価
プランアップグレード 即時反映 月単位
リサーブドプラン あり なし
運用実績 短い 長い
独自ドメイン 自分で用意 1ドメインがずっと無料

ConoHa Wing の主なメリット

  • 初期費用が0,  さらに14日無料プランとトライアル導入に最適。
    かつ時間単価なので無駄がない。試しに使って向かなかったら削除できる。
  • プランアップグレードが即時反映 → 負荷が気になる場合に一時的にアップグレードする使い方もできる。

リザーブドプランは、1ユーザごとのサーバリソースを一定基準で保証してくれる、レンタルサーバの欠点を補う画期的なプランです!この様なサービスは、他のレンタルサーバプランではありません。運用実績がまだ短いConoHa ではありますが、今後この保証がどこまで保たれるか注目ですね。

→ まず触ってみる際にフットワーク軽く始められる + 柔軟性が高い

エックスサーバの主なメリット

  • 運用コストが安い。
    • 月額目最大1200円のWing に対し、月額が1000円。3年契約だと900円
    • 独自ドメイン0円キャンペーンの適用で、1ドメインの取得・更新・移管費用が無料!
    • ただし、初期費用は3000円かかってしまう。
      (無料期間が10日あり、その期間は無料。)
  • 長い運用実績から、信頼性が抜群。
    • 利用者も多いので、不明点の検索がしやすい。

エックスサーバの大きな強みは「長期運用コスト」と「長い運用実績」の2点です。
トライアル運用段階ではそこまで必要とされない要素かもしれませんが、将来的には意識していきたい要素ですね。

→ 自分のブログが長期運用フェーズに入った際に、運用コスト削減と安定稼働目的で
引越しを検討しよう。

まとめ

色々と検討した結果、初めての個人ブログ運用先として「ConoHa Wing」を選択しました。

まずはフットワークの軽いWing で WordPress を使ってみた上で、もし長期的に運用していくフェーズに入った場合にはエックスサーバへの引越を検討しようと思います。

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