はじめに
私はかれこれ10年以上Androidユーザで、現在はPixel3を愛用している。Androidのメリットは高いカスタマイズ性にあると思っており、とても気に入っている。
効率厨を自称する自分としては様々な効率化手法を常に試しているが、今回元々利用していたQuick Arc Launcherに、ジェスチャーナビゲーションを組み合わせられないかと思い色々試してみたのでその記録をまとめる。
Quick Arc Launcher 2 とは?
「Quick Arc Launcher 2」はアプリ起動を効率化してくれるアプリで、ホーム画面からアプリ一覧を開かずとも登録済みのアプリ一覧をどの画面からでも表示できる優れものである!アプリ説明文の「あなたは4時間をいくらなら買いますか?」という盛大な語り導入が個人的にツボw
昔は「扇ランチャー」というアプリが同様の立ち位置にいたが、現在は公開停止している様で実質後継アプリとなる。何なら「扇ランチャー」で検索すると上位にくるので明らかに意識しているはず。私も代わりに愛用してます。
ジェスチャーナビゲーションとは?
ジェスチャーナビゲーションは、Android10 からサポートされた新機能で、2019年9月から公開されている。
Androidは4.0から8.1までの長年、「戻る」「ホーム」「アプリ履歴」の3ボタンナビゲーションが採用されていたが、2018年のAndroid9 で 「アプリ履歴」が「ホームボタンの上スワイプ」に置き換わった2ボタンナビゲーションが公開されたのが記憶に新しい。
ジェスチャーナビゲーションでは、さらに残りの「戻る」「ホーム」ボタンもスワイブ動作に置き換えられており、全てのナビゲーション機能がスワイプ動作で完結してしまうのである。
最新のナビゲーションだから全てが優れているかというとそうではなく、他の操作と比較して一長一短である。
ジェスチャーナビゲーションのメリット
- ナビゲーションバーが細くなることで、画面を大きく使える。
- ナビゲーションバー以外の位置でも操作ができるため、片手でも操作しやすい。
- どの画面からでも、「上スワイプ」でアプリ一覧を開ける。
(2ボタンナビゲーションでは、「上スワイプ」1回でアプリ履歴、2回目でアプリ一覧と無駄な動作があった。)
ジェスチャーナビゲーションのデメリット
- 各操作のジェスチャーを覚える必要があるため、慣れが必要。
- 既存の操作と競合する可能性がある。
例えば、左端からスワイプしてドロワーを開く操作は、戻るジェスチャーが優先されるため使えない。
これらを組み合わせてみる!?
iPhone10とか試しに触ってみると、画面の広さに正直驚く。あの驚きをAndroidでも!と思い、まずは思考停止で両者を導入してみた。
いつも通りランチャーの起動しようとすると、戻るジェスチャーの誤認識が頻発。これを防ぐには「ランチャー可動領域で指をスライドさせずに置く」という繊細な動作を要求されることになる。これが意外と厄介で、ランチャー起動と同時に起動アプリを探す動作が少しでも先走ると戻るジェスチャーと誤認、と誤爆が目立った。
誤爆回避策を探っていたところ、そもそもストア上でQuick Ark Launcherアプリの説明文にて「現時点でジェスチャーナビゲーションとの併用は不可となります。」とまさかの名指しの共演NGの記述を発見。。。
2020.10 追記
その後、Android11 のアップデートで「左右の個別設定」が可能になりました。
ただし、あくまで「低」であって「無」には設定できない模様。。。
また、 Pixel4a だと 2ボタンジェスチャーが設定できない という報告もあります。今後機種変によって、今まで馴染んでいた操作方法ができなくなる可能性もあるので、その辺りは注意した方が良さそうです。
おわりに
結論、両立はできなくはないが、操作性に難あり、という結果でした。。。
メリデメを考慮しつつ、自分にとって最適の方法を探していきたいですね。
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