はじめに
30代前半の私ですが、将来のことを色々考える過程で「30代にしておきたい17のこと」という本に出会いました。著者は本田健さんです。
今回は、この本の中で私が今後の人生で意識していきたいと思った項目をまとめてみます。もちろん。30代以外の方も要注目です!w
人生の9割は30代で決まる
本田さんは60代以上の成功者をインタビューする中で、多くの方々が「人生で最も大切な時期が30代だった」と語っていることに気付きました。
確かに、大半の人にとって30代は、大半の人が仕事、結婚、住居といった人生の3大要素を決める時期になるはずです。そして、そこで決定した延長線が自分の人生になるとのこと。
つまり、30代で「独立しない」「結婚しない」「子供を作らない」「親友を持てない」「お金に恵まれない」という方は、一生そのままである可能性が高いということです。なかなか辛辣ですねw
もちろん、40代以降で人生の転機を迎える方も0ではありません。しかし、それまで何も考えなかった人がその年で変化を起こすことは正直難易度が高いでしょう。
もし今の自分の居場所で一生過ごすことに耐えられない!という方は、厳密に30代ではないにせよ「変化を起こす時期にはタイムリミットがある」ということを強く心に刻んでおいた方がよさそうです。
自分の役割にとらわれるな
30代は、ライフプランに変化が起きることで自分の自由が少しずつ奪われていきます。具体的には、「役職につく」「子供が生まれる」「親の介護が必要になる」といった出来事ですね。
こういった制限に苦しまないためには、「役割に埋もれない」という意識が必要とのことです。「上司として」「親として」の様な役割を演じることも時には必要ですが、あくまで「自分自身の人生である」という気持ちを失わない様にしましょう。自分が心の底から楽しめることを忘れてしまったら、人生忙殺されてしまいます。
自分の人生を歩め
戦時中の話ですが日本には徴兵制があり、成人男性は戦争で知らない人を殺すことを命令されていました。本田さんが小さい頃、戦争を体験した叔父さんに「なぜ戦争に行ったのか」と聞いたところ、「皆行ったから、仕方なかった」と語ったそうです。現代の感覚では、なかなかあり得ない感覚かと思います。
ただ、我々の世代でも同じ様なことが起こり得るんですね。具体的には、私たちの孫に「どうしておじいちゃんの時代は、過労死のリスクもあるのに、1日何時間も満員電車で通勤して嫌な仕事をやっていたの?」と聞かれるかもしれません。田中さん曰く、未来の歴史学者は「21世紀最大の悲劇は、人類の大半が嫌いな仕事にしがみついていたことだ」と分析するだろうと考察しています。
役割に縛られると日々TODOリストに追われてしまいますが、人生は自分が望めば行きたいところに行くことができます。どんなときも、常に自分がワクワクすることを追求していきたいですね。
おわりに
「自分の大好きな人と、大好きな場所で、自由な時間を過ごす」
この様な幸せを得るためにも、「自分らしさ」とは何か、今一度考えてみてはいかがでしょうか?
本の紹介
今回扱った「30代にしておきたい17のこと」は、シリーズとして10代から60代まで発行されています。自分の年代のものを一度手に取ってみてはいかがでしょうか?
また、本田健さんの著書としては「ユダヤ人の大富豪の教え」がとても有名です。こちらもとても良い本なので、機会があれば紹介したいと思います。
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